最近では海外での人気も高まっているお酒が
日本酒です。仙台にも魅力的な日本酒を造り出す
蔵元がたくさんあり、お酒好きな方は見逃せません。
今回は味に定評があり、見学もできる
魅力的な蔵元を2つご紹介します。蔵元見学に行くときには
注意ポイントもあるので、併せて押さえておきましょう。
「一ノ蔵」
大崎市松山にある一ノ蔵は、
1973年に歴史ある4つの蔵が
合同することで誕生しました。
主原料の米はほとんど宮城県産を使い、
商品の特性に合わせて
10種類以上の米を使い分けています。
水に関しては本社蔵から
約1km離れた場所の地下水を処理して
仕込みに使用しています。
一ノ蔵の商品の中でも、
吟醸酒は小仕込みという
難しい手法を取り入れていて、
独特のフルーティーで華やかな香りが魅力です。
一ノ蔵では見学を随時受け付けています。
仕込み期間にあたる10月~6月には、
実際の作業の様子も見ることが可能です。
麹・酒母・醪など、酒造りの
要とも言える作業は午前中に行っています。
6月上旬~9月上旬の夏季は
お酒の仕込み作業自体を行っていないので、
見学は平日のみです。平日の見学会は
担当スタッフの案内がありますが、休日は
スタッフの案内がない自由見学となります。
色々な話を聞きたい方は平日の見学がおすすめ。
蔵見学は完全予約制となっています
事前に電話またはメールで連絡を入れておきましょう。
住所:〒987-1393 宮城県大崎市松山千石字大欅14
アクセス:東北本線「松山町駅」下車、タクシーで10 分
営業時間:9:00~17:00
電話番号:0229-55-3322
「蔵王酒造」
蔵王酒造は
明治6年に創業の歴史ある酒造会社です。
地元産の契約栽培米等を使用して、
すべて自家精米を行っています。
蔵王連峰から流れる
清らかな水と冬の寒風という
自然の恵みを生かした酒造りです。
スッキリとした飲み口で、日本酒に
慣れていない方でも親しめる味わいが特徴です。
蔵王酒造の酒蔵見学は、
12月下旬から翌年の2月にかけて
受け付けています。
見学は平日のみで完全予約制であり、
当日予約は受け付けていません。
衛生面での汚染を防ぐため、
参加人数は10人までに限定されています。
蔵王酒造を見学できるのは1年のうち
3ヶ月未満と短い期間ですが、
タイミングが合えばぜひ訪れてみてください。
住所:〒989-0253 宮城県白石市東小路120-1
アクセス:東北本線白石駅・徒歩8分、東北新幹線白石蔵王駅・タクシー5分
営業時間:10:00~16:00
電話番号:0224-25-3355
注意事項
- 試飲するなら公共交通機関を使う
- 前日から発酵食品は摂取しない
- 体調不良のときはキャンセルする
蔵元見学ではお酒を試飲することもできます。
ただし試飲をするなら当然、その後に
車を運転することはできません。
試飲を楽しみたいなら、
必ず公共交通機関で訪れましょう。また、
酒蔵での発酵作業は様々な菌を使うので、
それらの菌を脅かすことはご法度です。
清潔な服装を心掛け、前日は
発酵食品を食べないようにしましょう。
具体的には納豆・ヨーグルト・漬物などです。
また、風邪をひいてしまったり
ウイルス性の病気にかかったりしたときも、
見学はキャンセルしましょう。酒蔵の
発酵環境にとって大きな脅威となります。その他にも
各蔵元から指示された注意点には必ず従い、
楽しい見学会にしてください。
旨い日本酒の後は、ほろ酔い気分で
手品家仙台店に行こう!