仙台市太白区秋保町にある秋保大滝は、

日本の滝百選にも選ばれている

国指定の名勝です。秋の

紅葉のシーズンには、美しい木々の

紅葉と豪快な滝のコントラストが見事です。

 

秋保大滝は、名取川の水が流れ込む、

落差約55m、幅約6mの大滝です。

栃木県の日光にある華厳の滝、

和歌山県の熊野にある那智滝と並んで、

日本三名瀑の一つとされています。

中禅寺湖から流れ出る華厳の滝は、

日光東照宮近くにあり、

那智川に流れ込む那智滝は

霊場とされる熊野にあります。

秋保大滝は、秋保大滝不動尊の

境内にあります。山寺という異名をもつ

山形県の立石寺を創建された

慈覚大師が、秋保大滝の荘厳さに感動し、

しばし滞在して

この不動尊を平安時代初期に

安置したといわれています。

 

秋保大滝は、車なら東北自動車道の

「仙台南」インターチェンジから

国道286号線、県道62号線を経由して

約23㎞、40分ほどの所にあります。

公共交通機関を使うなら、

宮城交通のバスが便利です。

JR仙台駅西口のバスプールから、

週末は秋保温泉・秋保大滝行の

直行バスが出ています。

秋保大滝というバス停まで、

1時間20分ほど、バス停で降りてから

5分ほど歩くと秋保大滝に着きます。

週日であれば、JRで愛子駅まで行き、

二口行きか野尻町北行きの

仙台市営バスに乗ると秋保大滝を通ります。

 

秋保大滝を見渡すなら、秋保大滝不動尊の

裏手にある滝見台がおすすめです。

名取川の上流で、二口峡谷を流れる

秋保大滝が一望できます。人気がある

紅葉のシーズンには、紅、黄色、橙色など

色鮮やかに彩られたモミジやカエデ、

イチョウといった木々の間を

豪快に流れ落ちる滝の姿が見られます。

駐車場からもすぐの所にあるので、

行きやすいのも魅力です。

10月の下旬から11月の上旬にかけては、

紅葉情報がインターネットでも見られるので

要チェックです。

 

紅葉のシーズンが人気ですが、

どの季節にもそれぞれの趣があります。

春には目に眩しい新緑の緑の中を雪解け水で

水量を増した滝が流れ込む豪快な景色を

楽しめます。

夏には、さらに緑が深くなった木々の間を

涼やかに流れ落ちる滝が清涼さを

感じさせてくれます。

滝つぼまで降りると、水遊びもできます。

冬には、黒い岩肌と白い雪のコントラストが

幽玄な景色を創り出します。

山深く、白い雪が積もった木々の間を

轟轟と音を立てて流れ落ちる滝の水で

雪がとけ、黒々とした岩肌をむ

き出しにしている姿は絶景です。

 

滝見台から見渡すのも楽しいですが、

秋保大滝を堪能するなら滝つぼまで

歩いていきましょう。

滝見台からは階段を降りることに

なりますが、足場が悪いところがあるので、

歩きやすい履きなれた靴で行かれることを

おすすめします。滝つぼの脇まで行ける

遊歩道を15分から20分かけて歩く間も、

マイナスイオンをたっぷり浴びられ、

体の内側から癒される感じがします。

下から見上げると、流れ落ちる滝の

豪快さを体感でき、圧倒されます。

 

秋保大滝は紅葉のシーズンが有名ですが、

どのシーズンも楽しめる場所です。

秋保温泉に入って体を癒し、秋保大滝で

マイナスイオンをたっぷり浴びて心身ともに癒す、

ヒーリングの旅はいかがでしょうか。

仙台市内から、

1時間半ほどで行ける手軽さも魅力です。

 

荘厳な滝に圧倒されても

市内に戻ったら、

手品家仙台店のショーを目の当たりにしよう!