仙台の初夏の風物詩、青葉祭。2018年は、

5月19日と20日に開催されます。この記事では、祭りの舞台となる

青葉神社や祭りの見どころについて解説します。

戦国時代が好きな人や思いっきり騒いで楽しみたい人には、特におすすめです。

 

青葉祭が2018年も面白そう!会場は仙台の青葉神社周辺

  青葉が美しい季節、毎年仙台では青葉祭が行われています。2018年の開催日は

5月19・20日。前半の19日が宵まつり、後半の20日が本まつりと呼ばれています。

 

今回で第34回目となりますが、意外にも歴史は古く、

1655年に仙台東照宮で藩を挙げて行われた祭りが起源とされています。途切れながらも続いてきた慣習を、

昭和後期に市民の皆さんが現在の形で復活させました。今では

「仙台3大祭」の1つに数えられる大イベントになっています。

 

祭りの中心地となるのは、青葉区青葉町にある

「青葉神社」。武振彦命 (たけふるのみこと)――独眼竜とも呼ばれる戦国時代の英傑、

伊達政宗公を祀っている神社です。

 

そのため、青葉祭の内容は伊達政宗公に縁深いものになっています。

開催日からして、元々は伊達政宗公の命日である5月24日に合わせていました。

現在では多くの人が参加できるよう、近い日付で土曜、日曜の日程を組んでいます。

 

祭りの見どころ・イベントは?「時代絵巻巡航」や「すずめ踊り」は必見!

19日の一番の見どころは、会場のあちこちで披露されるすずめ踊り。

仙台のご当地ダンスであり、1603年に仙台城の仙台城の新築移転を祝い、

石工達が踊った舞が起源です。

家紋が「竹に雀」である伊達家との関わりも、ひっそりとにじんでいます。

 

お囃子のリズムは軽快で、踊り手は両手に扇子を持って舞います。

振り付けはかわいらしく、しなやかに風を切る

扇子がダイナミックさも演出し、見応え充分です。

 

鑑賞していて踊りたくなったら、ダンサーとしての飛び入りもOK。

飛び入り雀「祭雀連(まじゃらいん)」として、

練習をしてからステージや通りですずめ踊りを披露できます。

 

他にも、北海道からやってきた雪だるまの展示やじゃがいも無料配布、

夜には山鉾の巡行が19日に催されるので、ぜひ楽しみたいところです。

 

20日には、青葉祭の目玉とも言える時代絵巻巡行が見られます。

時代絵巻巡行とは、伊達政宗公に縁ある行列が練り歩く盛大なパレードです。

 

ここで伊達政宗公本人に扮するのは

本当の子孫である伊達泰宗さんであり、

伊達泰宗公(伊予宇和島藩主になった伊達政宗公の長男)に扮するのは

宇和伊達家13代目の伊達宗信さんだというから本格的。歴史好きな人なら感慨深いものがあるでしょう。

 

伊達政宗の父である伊達輝宗公や、

慶長遣欧使節団(伊達政宗公が宣教師の派遣などを求めるためヨーロッパに送った使節団)のリーダーである

支倉常長も登場。他にも、弓隊や鉄砲隊、家臣団、甲冑武者隊などが揃い、

大通りはタイムスリップの様相です。

豪華絢爛な山鉾や、選抜チームによるすずめ踊りも行列に華を添えます。一見の価値ありです。

 

また、伊達弓術や火縄銃鉄砲隊の演舞も同日に催されます。

歴史三昧の1日を楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

5月19・20日は、青葉祭へGO!

 

青葉祭は、仙台の魅力と歴史がつまった一押しイベントです。

見てよし、踊ってよし、食べてよしで、たくさんの思い出が作れます。

ゲームや時代劇など、なんでも良いので伊達政宗公に親しんでおくと、楽しさも一段とアップするでしょう。

ぜひ参加してみてください。

 

青葉祭フィーバーの後も

やっぱり手品家仙台店へ!